▼パナソニック(6752)株価まとめ
・パナソニックに株主優待制度は無い
・2021年業績非開示
・配当金も非開示
パナソニックの株価が割安である理由
以下の2つです。
・テスラのギガファクトリー計画に巨額の出資をしているが、これが成功なのか失敗なのか判断しにくいから株を買いにくい
・業績が今後回復していくビジョンが見えない
以下、詳細について書いていきます。
スポンサーリンク
パナソニック(6752)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
パナソニックの株価
株価:866.1円
PER:-倍
PBR:1.01倍
配当利回り:-%
2020/05/19のデータ
パナソニックの株価はかなり割安水準です。
もともとアメリカの会社「テスラ」の電気自動車に使われるバッテリーで注目を浴びてパナソニックの株価が上がっていました。
しかしながら、最大の注目ポイントであるギガファクトリー(世界最大の電池工場)の建設が遅れています。
ほとんど情報が開示されておらず、不透明感があります。
これらの不安材料がパナソニックの株価が下落している理由になっています。
▼テスラギガファクトリー
事業内容
言わずと知れた総合家電大手。
AV機器、白モノ家電が主力です。
スポンサーリンク
事業セグメント
パナソニックによると中国で家電が売れているようです。
パナソニックの株価の推移
▼10年チャート
▼1年チャート
パナソニック株価下落して割安に。
最新の決算発表ではパナソニックの業績が開示されておりません。
となると、なかなか株価の予想が難しい状況ではあります。
2017年の1株あたり利益が「64.3円」で株価大体800円ぐらいなので、2021年の業績予想が64.3円以上であれば今の株価は割安となります。
経常利益の推移
経常利益過去最高は1985年の6,894億円。
2015年 1,824 億円
2016年 2,170 億円
2017年 2,750 億円
2018年 3,785 億円
2019年 4,164 億円
2020年 2,910 億円
2021年 非開示
直近3年が過去最高益という企業が多いのでもっとがんばってほしいですね。
また、パナソニックの社長が2018年度に連結売上高10兆円目標を撤回し、売上高見通しを8兆8,000億円に引き下げました。
目標を引き下げたにもかかわらず会社予想は「8兆3,000億円」で着地という予想です。
→決算で実績は「8兆円」でした
パナソニックの株価が下落し続ける理由のひとつに、単純に業績が悪いというのもあるでしょうね。
ということでパナソニックの株価は低迷しています。
スポンサーリンク
財務状況
自己資本比率:32.14%
有利子負債自己資本比率:60.27%
ROE:11.5%
ROA:3.69%
EPS:96.8 円
配当金:非開示
財務状況は特に問題なし。
配当性向は40%以上はほしいところですが、有利子負債倍率が100%を下回っているのでそこまで気にすることではないかなと思います。
配当金に関しては、配当性向はまだそこまで高くないので最悪2017年と同水準の業績でも配当横ばいにすると考えられます。
つまり2021年の純利益が1500億円ぐらいであれば配当は横ばいと想定できます。
まとめ
テスラのギガファクトリーが今後どうなるか分からないからパナソニックの株価は割安。
今はパナソニック株に対して投資すべきかどうか、判断が難しい時期ですね。
テスラのギガファクトリーへの投資額は約5,500億円です。
パナソニックは約3割負担しているとみられているので1,650億円ほどの出資となります。
これはかなりの金額です。
▼リチウムイオン事業が足をひっぱる形に
参照:https://www.panasonic.com/jp/corporate/ir/pdf/2018_full/financial_results_j.pdf
イーロン・マスクの気分次第でどうにでもなるこのギガファクトリー計画にかなりの額を出資してしまっています。
これが失敗なのか成功なのかイマイチ分からない現状で投資するのは怖いですね。
おそらくみんな同じことを考えているのでパナソニックの株価が下落しているのでしょう。
過去に利益も何回か赤字に転落していることもあるので、個人的には購入はおすすめできません。
松下幸之助さんの本も読んだことありますし、僕はパナソニックという会社に対して良いイメージを持っているのでがんばってほしいですね。
以上。