株初心者におすすめの本をランキング形式で3冊紹介します。
株初心者におすすめの本
株の本を読みまくっている僕が選んだ渾身の3冊です。
ここでは「株初心者=株を初めて半年未満の人」と定義します。
1位:会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
まずは読みやすいこの1冊から!
この本では、10倍株のポイントはたった4つだと書かれています。
1.成長性を示す「増収率」が高い
→4年で売上高が2倍、年20%以上の増収を継続しているか
2.稼ぐ力を示す「営業利益率」が高い
→目安は営業利益率10%以上
3.オーナー経営者で筆頭株主
→個人のオーナー=トップマネジメントがベスト!
4.上場5年以内
この「1,2,3」は非常に参考になり、僕が銘柄選定をするときの判断基準にもなっています。
著者の渡部さんは四季報の達人ということでも知られており、いろんなメディアに出ている方です。
この本を1位にした理由は、「考え方」がめちゃくちゃ参考になったからです。
株価が上がる本質は、会社の業績にあります。
株で儲けたいなら「業績が良い会社の株を買う」ことです。
いかにして「買いの株を見極めるか」が書かれており、逆に言えば、損失を回避するための銘柄選定術と言えます。
かなり有益なので、この本で紹介されているポイントさえ抑えておけば株で大損することはなくなると思います。
この本を読んだあとは銘柄探しがお宝探しに変わり、楽しすぎて止まらないこと間違いないです。笑
ということで
・株価が上がるためにはどういう条件が必要なのか?
・株での損失を減らすためにどんな銘柄を選べば良いのか?
こういった「仕組み」を参考にしていただければと思います。
第2位:図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書
こちらは「PER」、「PBR」、「ROE」など、株でよく出てくる謎の3文字のアルファベット(笑)について解説されています。
- 「配当のいい会社」の見分け方
- 「ROE」になぜ注目が集まるのか?
- 「ROA」がより大事な理由
このような株初心者の疑問についてとりあげられています。
用語の理解はこの1冊でOK。
株初心者にこの本がおすすめである最大のポイントは、図解と書かれていることからも気づいたかもしれませんが「分かりやすい」という点ですね。
この手の本は、専門的で初心者お断りの用語解説が多いのですが、こちらは非常に分かりやすいという点が個人的にも気に入っており、是非これはおすすめしたいです。
正直、この辺りの用語を理解せずに株で稼ぐのはかなり難しいです。
ただなんとなくやっていては、なんとなくの成果しかでないのが株の世界です。
なぜなら、株の世界で我々が戦っている相手は年収1,000万を超えるような一流のプロ集団だからです。
日本株は海外投資家が結構入ってきているので「ゴールドマン・サックス」、「JPモルガン」など、外資系のプロ中のプロも取引しています。
そんな中、なんの知識も無い素人が株取引をするといのは、武器を持たず戦場に行くことと同じです。笑
この本は誰もがかかえるそんな不安を解決してくれます。
株の指標を見るときのポイントも書かれています。
実際に銘柄を紹介し、この指数がこうだから良いなども丁寧に解説されています。(NTTドコモ等)
第3位:一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
株の世界では誰もが知る、超有名人の「cis」さんが書いた本です。
昔、「笑っていいとも」にゲスト出演したこともあります。
株初心者はまず、この本を読んで「株に対してのモチベーションを上げる」ことをおすすめします。
株の世界には夢がある、いつか自分もこうなりたいというマインドを持つことができます。
▼個人的に参考になった部分
- 買った株が下がったら即損切り
- 株に重要なのは判断の速さ
- 株はゲームと同じ
- ナンピン買いは最悪の手法
などなど、これほどまでに実績を出しているcisさんの考えが分かります。
もともとそんなに利益が出ていなかったcisさんが劇的に稼げるようになった「ある出来事」なども書かれています。
この本は方法論というよりは精神論に近いですね。
勘違いしてはいけないのは、あくまでこのやり方は「cis流」ということで、誰しもに当てはまるトレード手法ではないという点です。
ですが、絶対参考にできる部分はあるはずなのでおすすめです。
株中級者におすすめの本
本書によってあなたは人生を変える ことができる。
あなたさえ望めば、だれもそれを止めることはできない。
導入部分の僕が気に入っているオニールの名言です。
マーケットの魔術師にも紹介される伝説のトレーダー「オニール」が書いた本です。
通称オニ本。笑
ファンダメンタルとテクニカル両方の観点からアプローチしているガチの本です。
過去125年分の株価データを分析し、その中から大化け株の共通点を紹介していくというガチっぷり。笑
第1章からいきなり100個分のチャートと解説があります。
この本は、オニールが開発した「CANSLIM」という手法をもとに、まずファンダメンタル分析(企業分析)で優良企業を絞ったあと、さらに「カップウィズハンドル」などの大化け株によく出現するテクニカルチャートに当てはまるものを買う
という2段構造になっています。
非常に再現性が高く、個人投資家でも使える手法で、ファンダとテクニカル両方からアプローチすることで勝率も高くなります。
オニールは、株式投資で失敗するほとんどの理由はチャートの理解が無いからだと言っています。
この本でも何回も繰り返しチャートの重要性については語られており、僕自身非常に勉強になり、今も参考にしている考え方がたくさんあります。
専門用語がバリバリに出てくるので初心者向けではないのですが、この本で人生が変わる可能性は秘められています。
2012年に初版が発売されてから2019年に改訂版が出るぐらい、今もなお人気の本です。
こちらの本は株の専門用語や業績の見方について「なんとなく知っている」というレベルの人が、さらに理解を深めるのに最高の1冊です。
「なんとなく知っている」から「人に説明できる」レベルになります。
この本は株入門というポジションで、非常に分かりやすいのですが、分かりやすいと言っても結構内容が濃いので、あまりにも何も用語を知らない株初心者の方が読むとよく分からないと思います。笑
非常に素晴らしい本であるのは間違いないのですが、僕個人としてはあまりに株の初心者がこれを見てもこの本のすべてを理解する前に挫折してしまうのではないかなという印象を受けました。
そのため、なんとなく読むよりは「株って楽しい、株についてもっと知りたい」意欲がないと読破することは難しいと思います。
内容としては四季報をベースに銘柄の選び方やファンダメンタル分析方法(決算書の読み方)について書かれています。
僕も割安株の概念はこちらの本で学習しました。
株初心者の方がこれらの本で勉強して勝率が上がることを願っています!
以上。