コロワイド(7616)株価分析。
▼コロワイド株主優待廃止されてもおかしくない理由
・すでに超割高株
・財務状況が悪い
・業績がかなり不安定
・利益に対して株主優待が高額すぎる
→いずれ廃止、改悪せざるを得ない
コロワイド(7616)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
スポンサーリンク
コロワイドの株価
株価:2,107
PER:368.36倍
PBR:5.48倍
配当金:5円
配当利回り:0.24%
2019/07/22のデータ
PER368倍と、めちゃくちゃ割高。
事業内容
居酒屋、レストランを経営。子会社にアトムや「牛角」運営のレインズ、カッパ・クリエイトなど。
コロワイドは株主優待が人気ということでも知られています。
事業セグメント
レストラン:70%
居酒屋:30%
コロワイドの事業の内訳は上記のようになっています。
▼以下のようなお店がコロワイド傘下です
これもごく一部で、他にも「かっぱ寿司、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、土間土間」などがあります。
ちなみに、残念ながら牛角ではコロワイドの株主優待が使えないんですよね。。。
コロワイドの株価の推移
▼10年チャート
▼1年チャート
コロワイドの株価は下落中。
2018年12月頃は、コロワイドの株価が下落して買いのチャンスだ!
というような記事が多かったのですが、そのままなかなか株価は上がらず、権利落ちなどでだらだら下げ続けました。
そして2019年5月に、業績が思うように回復せず、約50%計画より下振れするというニュースが出ています。
ということで最近のコロワイドの株価の動きとしてはじわじわ下げて、たまに上がってを繰り返しています。
スポンサーリンク
最終利益の推移
コロワイドの業績は不安定。
2016年:75 億円(過去最高)
2017年:-13 億円
2018年:11 億円
2019年:6 億円
2020年:16 億円(会社予想)
2016年には過去最高を達成したものの、次の年に赤字転落、その後はなかなか業績が回復していないのが現状です。
主に居酒屋、ステーキ、回転寿司の事業で苦戦しているようです。
財務状況
自己資本比率:15.67%
有利子負債自己資本比率:297.04%
ROE:1.2%
ROA:0.28%
EPS:5.72円
流動比率:62.58%
財務状況は微妙。
コロワイドの財務状況はちょっと危ないです。笑
短期の資金繰りに問題ないかを表す流動比率が100%を切っています。
この指標は目安が「100%」となり、飲食店では100%を切ることはありますが60%はちょっと危険ですね。
自己資本比率がかなり低く、有利子負債もかなり多いので何かあったら資金が回らなくなる可能性はあります。
あとは経営の上手さを表すROEとROAがかなり低いのでそもそも企業としてどうなんだ?と考えさせられます。笑
「コロワイドは優待狙いで買うにしてはかなりリスクが高い」
と、言わざるを得ないですね。
コロワイドの株主優待
500株保有で4万円分のポイントがもらえる。
コロワイドの株主優待をもらうためには「500株」保有しないといけません。
それで4万円分ですから、利回り4%ぐらいです。
もちろん利回りは高い方だとは思いますが100万はなかなか気軽にだせる金額ではないんじゃないですかね。
配当も低いので、それなら好業績のオリックスやKDDIの方が良いんじゃないのと考えるのが普通です。笑
また、コロワイドの株主優待は高額な内容で設定しすぎですね。
2020年の1株あたり利益予想が18円なので、最低でも18円*500株で9000円以下の優待内容にするべきです。
まとめ
コロワイドの株主優待は、廃止かもしくは改悪されてもおかしくない。
EPS(=1株あたりの利益)よりも優待の方が高いので、無理して優待を出しています。
あとは単純に業績が不安定すぎることや優待をもらうには100万円かかるという点からも、あまりおすすめはできません。
コロワイドの株主優待が廃止、改悪される日はそう遠くないでしょう。
以上。