【2019/03/23:更新】
今回はタカラトミー(7867)の株価を分析したいと思います。
タカラトミーは優待が良いということでも有名ですが、業績の方はどうなのか?タカラトミーの株価をいろいろチェックしましょう。
▼10秒で分かるタカラトミー株まとめ
・割安
・長期優待がお得すぎる
・業績は過去最高に迫る勢い
・今後海外展開に力を入れており、伸びしろはある
タカラトミー(7867)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
タカラトミーの株価
株価:1,210
PER:13.5倍
PBR:1.7倍
配当利回り:1.9%
2019/03/22のデータ
PERは13.5倍と、どちらかというと割安水準。
タカラトミーが分類される「その他製品」の市場平均PERは29倍。
タカラトミーの事業内容
・玩具事業:玩具と乳幼児製品の企画、開発および製造
・玩具周辺事業:カプセル玩具、玩具菓子、鉄道模型などの製造および販売
主なブランド(国内)
- トミカ
- リカちゃん
- プラレール
主なブランド(海外)
- トランスフォーマー
- ベイブレード
「タカラトミーといえばおもちゃ」というぐらいに有名ですね。
それもそのはずで、1924年創業、90年以上続くブランドです。
売上構成比率
・日本:75%
・アメリカ:13%
・アジア:7%
・欧州:4%
・オセアニア:1%
日本が75%とかなり多いので海外にもう少し力を入れてほしいところですね。
と思っていましたがタカラトミーの中期経営計画(2018年~2020年)に「グローバルブランドの戦略の進出」としっかり書かれているので期待できます。
▼タカラトミー中期経営計画
タカラトミーの株価の推移
▼10年チャート
▼1年チャート
2018年2月7日の決算発表でタカラトミーの株価が暴落。
3Qの決算でしたが、経常利益が21%減益という結果でした。
完全に売り材料で、通期計画未達になるのではないかという思惑からタカラトミーの株価が暴落しています。
しかしながら2018/11/13に発表された2Qの決算ではなんだかんだで業績回復で増益の着地となっています。
現在じわじわ回復していますね。
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タカラトミーの経常利益の推移
業績は好調。
2015年:20 億円
2016年:14 億円
2017年:78 億円
2018年:124 億円(過去最高)
2019年:135 億円(会社予想)
タカラトミーの財務状況
自己資本比率:39%
有利子負債自己資本比率:76%
ROE:14%
EPS:84円
配当金:24円
自己資本比率は50%はほしいところですね。
ROEが14%とかなり優秀です。
(日本企業の平均値は8%。)
タカラトミーの株主優待
- 特別企画セット
- 通販サイト「タカラトミーモール」で使える割引券
1.特別記念セット
・権利月「3月末」
・100株以上 オリジナル「トミカ」2台セット
・1,000株以上 オリジナル「トミカ」4台セット
・2,000株以上 オリジナル「トミカ」4台セット + オリジナル「リカちゃん」
2,000株で「オリジナルリカちゃん」というのがいやらしいですね。笑
リカちゃん1体で約240万円ですか。
ちなみに今メルカリで検索したら4000円で出品されていました。笑
2.割引券
こちらは保有期間に応じて割引率が変わります。
・権利月「3月末、9月末」
・1年未満:10%割引
・1年以上:30%割引
・3年以上:40%割引
・上限10万円
100株以上保有していれば大丈夫です。
3年以上保有で40%割引は素晴らしいですね。
最大4万円割引と考えるとずっと持っていたくなります。
まとめ
タカラトミーの株価は割安。今が買い時。
現在はまだPER13.5倍と割安水準です。
長期間超えられなかった株価「1,000」を上抜け後、急騰急落を繰り返して株価は荒れていました徐々に落ち着いてきています。
当面の底値は7月につけた「900~1,000」になるでしょう。
また、最終的な純利益は2019年の予想が「85億円」と、過去最高の2010年「89億円」に迫る勢いです。
中期経営計画通りに行けば 自己資本比率が50%になり、財務状況も少し安定してくるので、さらなる戦略に出ることができます。
現在タカラトミーは海外展開がまだまだです。
逆に考えればタカラトミーは海外展開にチャンスがあり、国内ではすでに圧倒的なブランド力(競争力)もあるので今後の株価の成長性には十分期待できますね。
以上。