▼SUBARU(7270)株価まとめ
・財務は健全
・株価「2,000円」を割れたら買い時
・自動車株の中でもトップクラスに高配当
・去年の不具合、リコール対応、販売台数減少による業績不振からは回復に向かっている
スバル(7270)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
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スバルの株価
株価:2,458
PER:8.97倍
PBR:1.17倍
配当金:144円
配当利回り:5.8%
2019/08/04のデータ
スバルの配当金は5%を超える超高配当です。
自動車株は全体的に割安高配当ですが、その中でもスバルはトップクラスに高配当です。
事業内容
スバルは自動車メーカーです。
水平対向エンジン、安全技術に強み。
売上は海外比率が高いです。
SUBARU(スバル)はもともと富士重工業という会社名でした。
技術力のスバルというイメージが強いですが、なんと不正が発覚。
日本の技術力が本当に大丈夫なのかと考えさせられる、そんな企業です。
事業セグメント
参照:https://www.subaru.co.jp/ir/finance/segment.html
自動車:95%
航空宇宙:4.2%
スバルが「航空宇宙事業」をやっていたことをはじめて知りました。笑
スバルの株価の推移
▼10年チャート
▼1年チャート
スバルの株価は2017年から下落中。
ここ数年以内に購入している人はほぼ含み損という状況。
年初来安値:2,227(2019/01/04)
いつ年初来安値を更新してもおかしくない株価水準です。
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経常利益の推移
過去最高の半分の利益予想。
2015年:2618 億円
2016年:5769 億円(過去最高)
2017年:3943 億円
2018年:3799 億円
2019年:1962 億円
2020年:2700 億円(会社予想)
こう考えるといかにスバルの株価が割安で高配当なのか分かります。
SUBARUは海外比率が高いのですが、海外の自動車メーカーも売上はほぼ横ばいです。
アメリカ最大の自動車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)も2012年~2017年は約1500億ドルとほぼ横ばいの売上となっています。
スバルの配当金
ここ数年ずっと年間144円。
配当性向は「約50%」なので、ギリギリ問題なく維持できるかなといった水準です。
今後業績が悪化したとしてもとりえあず144円は維持するでしょう。
国別販売台数の推移
2017年から2018年でほぼ売上横ばい。
SUBARUの株価が上がらないのは業績が良くないからです。
業績が良くない理由としては以下です。
・販売台数の減少
・不具合、リコール対応
何かと問題の多い自動車業界ですが、SUBARUも不正発覚で大量リコールしています。
そちらの対応にパワーを使っているので売上を伸ばすのは後回しとなっています。
さらに一番の追い風である円安もそこまで期待できないので、かなり厳しい状況です。
財務状況
自己資本比率:53.82%
有利子負債自己資本比率:6.25%
ROE:9.4%
ROA:6.7%
EPS:192.78円
流動比率:180.43%
財務状況は健全。
SUBARUは高配当ですが、配当を出しすぎて危険ということもないです。
まとめ
自動車業界は全体的に厳しい。
1株あたり利益予想が273円ということを考えるとSUBARUの株価は2000円まで下落してもおかしくはないです。
これ以上円安が進む気もしませんし、業績が下がっているので高配当ですが積極的には買いにくいですね。
決算で業績回復が確認できるまでは様子見で問題ありません。
以上。