今回はリクルートホールディングス(6098)の株価を分析していきたいと思います。
リクルートと言えばアメリカの求人サイト「Indeed」が絶好調で収益に大きく貢献していました。
しかしあの天下のGoogleが「Google For Jobs」を2019年1月23日に日本でもリリース開始したことでリクルートの株価が下落しています。
▼10秒で分かるリクルート株まとめ
・優良企業
・業績好調
・株価は若干割高
・今後Googleがライバルとなる可能性が高く様子見推奨
リクルート(6098)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
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リクルートの株価
株価:2,743
PER:29倍
PBR:4.9倍
配当金:27円
配当利回り:0.98%
2019/01/24のデータ
リクルートの株価は少々割高です。
リクルートの事業内容
人材派遣国内No1。
生活情報分野の販促、人材メディア、人材派遣など。
事業セグメント
人材派遣:59%
メディア&ソリューション:31%
HRテクノロジ:10%
人材派遣が約60%です。
海外比率は46%と、約半分。
リクルートの株価の推移
▼5年チャート
▼1年チャート
2018年12月にGoogleが日本で求人関連事業に参入すると報道され、株価下落。
1年チャートを見ると2018年12月末からリクルートの株価が下落しているのが分かると思います。
このとき他の人材派遣会社も株価が下落しています。
(エン・ジャパンやディップなど。)
上場してから3年間上がり続けたので、十分すごいですよね。
Googleの人材派遣業界参入がなければ更に伸びていたかと思うと恐ろしいです。
リクルートの最終利益の推移
2019年は更に最高益更新予想。
2015年:697 億円
2016年:645 億円
2017年:1,366 億円
2018年:1,516 億円(過去最高)
2019年:1,530 億円(会社予想)
2016年から2017年に大幅に増益しているのは、インディードを中心に3セグメントすべて増益したからです。
この辺りは超売り手市場で、転職する人が増えたからでしょうね。
リクルートの財務状況
自己資本比率:53.09%
有利子負債自己資本比率:21.91%
ROE:19.3%
EPS:90.79円
流動比率:172.18%
財務状況は健全。
株主のお金を有効活用しているかどうかを表すROEが19%というのはかなり高いです。
日本企業の平均ROEが8%ですから、2倍以上あります。
ここはさすが一流企業ですね。
投資する上でこの指数はかなり重要なのでリクルートは投資しやすい会社と言えます。
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まとめ
Googleの影響で今は積極的には買いにくい。
結構前にも僕のTwitterで「優良企業一覧」みたいなのをつぶやいた中に「リクルート」は入れていました。
ROEも高いし業績も2ケタ増益で順調に推移していたからです。
ここにきてGoogleが参入してきたことで今後の人材派遣業界がどうなるのか、全く予想できないので無理に今買う必要はないです。
しばらく時間が経てば答えがでるのでそれまでは手出し無用です。
株価も調整がほとんどなく急上昇しているので様子見ですね。
以上。