株の買い時を考えるブログ

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日本電産(6594) 株価は今後も成長を続けられるのか

 

 

今回は日本電産(6594)の株価を分析していきたいと思います。

 

日本電産の株価は今後も成長を続けられるのかどうかは、米中貿易摩擦次第といえるでしょう。 

 

また、日本電産と言えばモーターの会社ということで知られています。

 

▼10秒で分かる日本電産株まとめ

・1月17日業績下方修正発表

・1月18日年初来安値更新でスタート

・理由は米中貿易摩擦の影響で全セグメントの売上減少

・業績は好調で過去最高益を更新する「はず」だった

・日本電産ショックで「ダイキン」、「キーエンス」など巻き込まれる

 

 

 

 

日本電産(6594)株価情報

それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。

 

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日本電産の株価

株価:12,255

PER:32倍

PBR:3.5倍

配当利回り:0.8%

 

2019/01/18のデータ 

 

配当利回りは割と低めになっています。

 

キーエンス(6861)もそうですが、社長が凄腕の会社は総じて配当利回りが低いイメージがありますね。

 

 

日本電産の事業内容

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参照:https://www.nidec.com/ja-JP/

 

精密小型モータ世界No.1企業。

世界首位のHDD用など精密小型モーターから車載、産業用など中大型にシフト。

 

古き良き日本企業らしい、技術力で世界と戦う企業です。

 

 

事業セグメント

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参照:https://www.nidec.com/ja-JP/ir/management/summary/

 

車載・家電・商業・産業用:55%

精密小型モータ:30%

その他:25%

 

様々な電子機器のモータを作っています。

 

 

日本電産の株価の推移

▼10年チャート

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▼1年チャート 

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2018年は日本電産の株価が180万円→120万に下落。

 

ハイテク関連全体的に厳しい年となった2018年なので、仕方ないですかね。

 

1年チャートで見ると下値を切り下げてじわじわ下がっています。

 

 

▼日本電産1週間チャート

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▼ダイキン(6367)1週間チャート

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日本電産からエアコンが売れてないというニュースが出ていたのでダイキンもかなり下がりました。

 

最終的に日本電産よりダイキンのほうが下がって本日の取引終了。笑

 

 

日本電産の経常利益の推移

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2019/01/17に業績下方修正。

 

2013年 133 億円

2014年 844 億円

2015年 1,070 億円

2016年 1,171 億円

2017年 1,413 億円

2018年 1,636 億円(過去最高)

2019年 1,400 億円(会社予想)

 

 

日本電産の株価はいまいち伸び悩んでいますが、業績の方はかなり好調でした。

 

しかしながら2019/01/17に出した業績下方修正で一気に年初来安値更新です。

 

順調に行けば今年も過去最高を更新だっただけに、インパクトは大きいですね。

 

・1875億円→1400億円に25%下方修正

 

そして1月18日に年初来安値を更新してスタートしました。

 

 

日本電産の財務状況

自己資本比率:52%

有利子負債自己資本比率:37%

ROE:14%

EPS:443円

配当金:105円

 

財務状況は問題なし。

 

ROEは高めですね。

この辺りはさすが日本電産CEOの永守さん、経営のうまさが分かります。

 

 

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まとめ

 

米中貿易摩擦が実経済にも影響してきている。

 

日本電産CEOの永守さんはコメントで「尋常でない変化が起きた」と語っています。

 

米中貿易摩擦がきっかけで、全セグメント、全世界に対して売上が減少しているそうです。

 

日本電産は中国向けの売上が大半なので、これはかなりインパクトが大きいです。

 

今や日本を始め、世界のどの企業も中国はかなり重要な取引先になっています。

 

中国はGDP世界第2位ですから、当然無視できない存在です。

 

日本はいつの間にやら中国に抜かれて世界第3位。

 

そのうち4位のドイツにも抜かれるんじゃないかという勢いですが。。

 

日本電産のような日本の技術力を象徴する銘柄がこういう状況では、日本かなりヤバイですね。

 

今日はかなり安い値段で始まり、なんだかんだ戻していますが今は日本電産の株を買うのはおすすめできません。

 

様子見しましょう。

 

とはいえ経営陣が優秀なので日本電産の今後の株価にも注目です。

 

以上。