株初心者の方はどうしても株の知識が少ないため、あまりおすすめできない株取引をしてしまいます。株を始めたての頃はトレードがうまくいったとしても、継続できず結局損をした経験はありますよね。
株初心者が「よく陥りがちな失敗談」や「株初心者あるある」などを紹介します。みなさんの株のトレードに役に立って頂ければと思っております。
- 株式投資初心者がやりがちな失敗例
- 1.知名度が高くて株価が1000円以下の株を買う
- 2.とりあえず高配当株を買う
- 3.特売り、特買いがわからない
- 4.差金決済取引を知らない
- 5.証券口座のUIがよくわからず一般口座で間違えて買ってしまう
- 6.イナゴで爆損
- 7.株式投資で出てくる言葉の漢字がわからない
- 8.ビギナーズラックで会社辞めて株で食べようとする
- 9.ファンダメンタルの意味がわからない
- 10.アメリカの「ZOOM」と日本の「ズーム(銘柄コード:6694)」を間違えて買う
- 11.NISAランキングの銘柄をとりあえず買う
- 12.グロース株とバリュー株の意味がわからない
- 13.仕手株の意味がわからない
- 14.空売りがわからない
- 15.含み損に耐えられず損切りしたら、損切りしたところが底値
- 16.上がっている銘柄を買ったら、そこが上場来高値になる
- 17.信用買いのポジションを売却しようとしたら間違えて新規空売りしてしまう
- 18.「材料」の意味を知らない
- 19.逆張り大好き
- まとめ
株式投資初心者がやりがちな失敗例
株式投資の初心者がやりがちな失敗を順に紹介します。
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1.知名度が高くて株価が1000円以下の株を買う
株式投資初心者の方は、知名度が高くて1000円以下の株を買いがちです。1000円以下の株はなかなか上がりにくいです。株初心者の人はとりあえず知名度の高いメジャーな会社の株を買ってしまうことが多いです。
僕も最初に買った株は「ソフトバンク」です。本当にあるあるです。
2.とりあえず高配当株を買う
とりあえず高配当株を買ってしまうことが多いです。これも本当によくあります。株式投資の知識が増えた後、高配当株はお金持ち向けのシステムだと気付くと思います。資産形成期に高配当株を買っても株価はなかなか上がりません。
配当金がもらえるからと少ない金額で高配当株を少し買ったくらいでは、資産が増えていきません。こういったトラップもあります。
3.特売り、特買いがわからない
株初心者な方で特売りと特買いがわからない方はたくさんいると思います。寄り付きの9時になっても全然始まらなくて、「あれ?値段つかないぞ?」と不安を感じた経験はありませんか。
それは「特売り」「特買い」と言います。「買い」と「売り」の需要がマッチしない場合、値段が急に上がったり下がったりします。
株価が下がる場合は特売りと言い、株価が上がる場合は特買いと言います。
4.差金決済取引を知らない
差金決済取引を知らない。これは本当にあるあるですよね。
僕も差金決済取引を知らないことで結構テンパったことがあります。「差金決済取引とはどういうこと?」となったことがあります。
差金決済取引はかなり重要なことなので押さえておいて欲しいです。
例えば、今、手持ちの資金が100万円あるとします。100万円の株を買って、買った株を売った後に、もう1回その100万円の同じ株を同じ日に買うことができません。知らない人も多いと思いますがとても注意が必要です。
しかし、100万円を持っていて、50万の株を1日の間に、「買って、売って、買って、売って」と繰り返すことはできます。しかし、同じ日に同じ金額の中であれば、売買を何回も繰り返すことはできません。
5.証券口座のUIがよくわからず一般口座で間違えて買ってしまう
ネットの証券口座のユーザーインターフェイスがよくわからず、一般口座で間違えて買ってしまう。これも結構あるあるです。
実際、僕も間違って一般口座で買ってしまった経験があります。特定口座ではなくて一般口座で買ってしまうと自分で確定申告する必要があります。もし買ってしまうと、非常に面倒なことになるので注意が必要です。
UIは「ユーザーインターフェイス」と言います。株などを買うときに、注文ボタンのどこを押したらどうなるのか?という操作性に関わる部分です。UIは証券会社によって癖がある場合があるので、最初に操作方法に慣れる必要があります。
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6.イナゴで爆損
イナゴで爆損をしてしまう。「イナゴ」の意味もよくわからない人多いと思います。イナゴとは、みんなで群がって購入することです。例えば、Twitterなどでインフルエンサーが「〇〇銘柄買い」だと発信したら、発信した銘柄にみんなで群がって購入するようなことを「イナゴ」と言います。
インタネットやSNS、テレビなどのニュース見て、紹介された銘柄を買うことです。よくテレビでいろんな会社が取り上げられていたりすると思います。
テレビなどのニュースで「〇〇銘柄が急遽需要が増加するぞ」と報道されたりします。ニュースになった株を高値掴みをすることは、誰しもが経験していると思います。
7.株式投資で出てくる言葉の漢字がわからない
株式投資で出てくる漢字わからない。これも本当にあるあるですよね。
「日足(ひあし)」は株取引をやっていないと絶対読めないですよね。僕も株を始めた頃は「日足(にっそく)」って呼んでました。
「約定(やくじょう)」もほとんどの人が「約定(やくてい)」と読んでしまうと思います。
「追証(おいしょう)」も株初心者の人は「追証(ついしょう)」と読んでしまいますよね。株初心者の方が株にまつわる漢字を正しく読めるという人は、ほぼいないと思います。
株式投資には、すこし専門用語があります。そのため、株を始めたての頃は株式投資の難く感じてしまう部分だと思います。株式投資の言葉をもうすこし、わかりやすくしてほしいですね。
8.ビギナーズラックで会社辞めて株で食べようとする
ビギナーズラックで会社辞めて株で食べようとする。あるあるですよね。誰しもが株で最初に、10万円、20万円ぐらいを稼ぐことができ、多い場合はサラリーマンの月収ぐらいを一気に稼ぐことができます。株で生活できてしまうのでは?と思った人はたくさんいると思います。
しかし、世の中そんな甘くありません。一気に出た20万円、30万円の利益はすぐになくなって、「真面目に働いていこう」となるのがよくある話です。
9.ファンダメンタルの意味がわからない
ファンダメンタルの意味がわからない。ファンダメンタルは株式投資をしていると聞く話です。ファンダメンタルとは何か?と思った方も多いと思います。
ファンダメンタルは業績の分析の話です。業績はファンダメンタルでチャートの形はテクニカルと一般的に言われています。基本的には、ファンダメンタルとテクニカルの2つを使って株をトレードします。
少数ですが、心理学を駆使してトレードしている人もいます。「ファンダメンタルが好き」「テクニカルが好き」「心理学が好き」で株のトレードをすることになります。
10.アメリカの「ZOOM」と日本の「ズーム(銘柄コード:6694)」を間違えて買う
アメリカの「ZOOM」と日本の「ズーム(6694)」を間違えて買う。間違って買ってしまうのは、本当にありました。
アメリカの「ZOOM」はビデオ会議できるコミュニケーションツールを運営する会社です。アメリカの「ZOOM」がすごい決算をだした時に、「ZOOM」は決算発表の影響を受けて株価が20%〜30%ぐらい急に上がりました。
日本の「ズーム」というメーカーがあります。6694の方の「ズーム」です。アメリカの「ZOOM」の株価が急上昇と同時に、日本の「ズーム」の株価が上がってる日があって、明らかに何か間違いで買ってないか?というのは実際にありました。
他にも、カタカナの「ベース」という会社とアルファベットの「BASE」という会社があったり、「さむこ」もカタカナ「サムコ」とアルファベット「samco」があります。
カタカナとアルファベットで間違えてしまう。本当によくあると思うので注意が必要です。
11.NISAランキングの銘柄をとりあえず買う
NISAランキングの銘柄をとりあえず買うことです。日本人がランキング好きの人が多いので、とりあえずランキング上位の銘柄を買っておこうとする方はいます。
だいたいNISAランキングトップ10に入るのは、本当にみんなが知ってるメジャーな会社で高配当銘柄しか入ってきません。そのため、高配当銘柄を買う際に調べておくことなどの知識は必要です。
12.グロース株とバリュー株の意味がわからない
「グロース株」と「バリュー株」の意味がわからない。これも結構あると思いますね。「何を以ってグロースと呼ばれているのか?」「何を以ってバリューと呼ばれているのか?」と定義づけは明確にされていません。なんとなく皆が認識しているくらいの感覚です。
基本的にグロースは売上の成長率が20%、30%て毎年勢いよく伸びていくような銘柄を言います。しかし、利益に関してはそこまで出てなくて、売上だけをひたすら伸ばす銘柄です。グロース株は情報通信系の会社に非常に多いです。
バリューはオールドエコノミーと呼ばれています。昔ながらの伝統的なビジネスで確実に利益を上げていくような会社などがバリューに含まれます。銘柄によってちょっと特徴があります。
そのため、グロース株が強い期間とバリュー株が強い期間がそれぞれあります。そのため、自分が持っている銘柄が「どこの会社で、どういうジャンルか?」というのは把握しておく必要があります。
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13.仕手株の意味がわからない
仕手株の意味がわからない。仕手株は人工的に操作された相場ですよね。例えば、〇〇銘柄は急に最近上がっているのに、材料が特にないときに出てくる言葉です。
僕も最初は仕手株があんまりわかりませんでした。昔、2ちゃんねるなどを見ていた時に、仕手株の話が出てきて、「仕手株とはなんだ?」となっていました。
仕手株とは人工的に操作されている銘柄相場のことです。
14.空売りがわからない
空売りがわからない。空売りは株初心者の方には少し難しいです。「株は買うものなのに売るとは?」「空売りなんかかっこいいけどわからない」と思ったことがあるでしょう。
信用取引口座を使うと新しく空売りができるようになります。空売りは、証券会社から株を借りてきて、株価が逆に値下がりすると利益がでる仕組みです。
15.含み損に耐えられず損切りしたら、損切りしたところが底値
含み損に耐えられず損切りしたら、損切りしたところが底値だったという経験は超絶あるあるですよね。
「毎日、毎日含み損が増えていくともう限界だ」「毎日2、3%下がると、もう勘弁してくれ」となって、損切りした瞬間から株価が上がりだすパターンです。
初心者じゃなくてもあるあるですよね。
16.上がっている銘柄を買ったら、そこが上場来高値になる
株価が上がっている銘柄を買ったら、買ったところが上場来高値になる。損切りをしたところが底値と逆バージョンです。
株価が毎日どんどん株価が上がるのを見て、見ているだけでなく「もう買うしかない。よし買うぞ」と思って買ったら、次の日から、次の日とも言わず、もうその瞬間から株価が下がりだすパターンです。
「まさか自分が買った値段が上場来高値になるとは思わなかった。」ということがありますよね。経験重ねてくると高値掴みは減ってきます。しかし、初心者の頃はほぼ上場来高値付近で買ってしまうことはありました。
慣れてくると、なんとなくモメンタムや出来高がすごい多いことに気づくことができたりします。そのほかにも、「テーマで買われて株価が上昇している」「ファンダメンタル業績いいな」「チャートの移動平均線が上を向いているな」など、いろいろな要素が複合して、まだ上昇することがわかるようになってきます。
しっかり株式投資の勉強していけば心配する必要はありません。
17.信用買いのポジションを売却しようとしたら間違えて新規空売りしてしまう
信用買いのポジションを売却しようとしたら、間違えて新規空売りしてしまう。あるあるですね。
信用買いした銘柄を売ろうとしたら、売却じゃなくて、新たに空売りを入れてしまって、手数料がもったいないことになった経験はあると思います。
18.「材料」の意味を知らない
「材料」の意味を知らない。悪材料とかありますよね。「材料」はその株価が買われたり売られたりする「材料」ですよね。
ニュースが出たから「買われる」「売られる」ということです。「材料」は業界用語をみたいな感じです。
19.逆張り大好き
逆張り大好き。株初心者の方は本当に逆張り好きな人が多いと思います。特にチャートだけを見て、「そろそろこの辺で買いだ」という買い方が非常に多いです。
ファンダメンタルもとにして、「EPS(1株あたりの利益)など計算をして、本来この会社の実力はこれぐらいある」「このビジネス、このセグメントがこれぐらいの営業利益を出しいて、必ずもっと高い価値になるはずだ」とバリュエーションの計算ができた上で、逆張りをするというのは全然ありだと思います。
そうじゃなくて、「ファンダメンタルや業績もよくわからない」「ビジネスモデルもなんかよくわからない」けど、なんか聞いたことある会社をとりあえず「あれなんかこの辺買いだな」と思って、買ってしまうことは株式投資初心者の方に多いです。
そのため、業績を見れた方がいいと思いますね。特に、海外の人たちはトレンドフォローがものすごい得意です。要するに、「上がってる時に買う」「下がっている時は売り」または「空売り入れたり」「見ているだけ」という基本的にはトレンドフォローの概念があります。
株初心者の方で「なんかよくわかんない」という人は、基本はトレンドフォローが大切です。特に、移動平均線を見るのが一番手っ取り早いと思います。
または、MACDなどのテクニカル指標を見てトレンドが上か下かぐらいは押さえておきましょう。ひとまず、毎日、日経平均やNYダウなどの大きい指数見て、指数についていくことがいいと思います。
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まとめ
株初心者あるあるとそれに基づいた失敗談などの解説となります。これに付随して、専門用語集などを作っても面白いと思っています。
今後、株初心者の方向けに「ストップ高とは何か?」などの株式投資の用語を解説しようと思っています。
以上