株の買い時を考えるブログ

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PERとは何か?株式投資用語解説 〜まずはこの指標から!〜

株式投資を始めた方は、株式投資に関わる指標用語を覚えないといけません。株式投資はさまざまな指標が出てくるため、指標や用語がわからないと、株価が上昇する理由や下落する原因がわかりません。

 

しかし、株初心者の方で「何を勉強したらいいのかわからない」「指標や用語を覚えるのが大変」と思っている方は多いと思います。まずは、PERとは何なのか?解説します。

 

PERとは、株価の「割安」「割高」がわかる指標

 

PER(ピーイーアール)とは、「株価が割安か割高かを表す指標です。PERを違う言い方で、「企業そのものの期待値を数値化したもの」と表現します。

 

個人的にはPERのことを「期待値」と言います。

 

PERは高ければ高いほど割高です。言い換えると、PERが高いほど人気があるとも言えます。反対に、PERが低ければ低いほど割安です。PERが低いと人気がないと考えます。

 

PERは最も有名な指標です。特に覚える必要はありませんが軽く頭にいれておいてください。正しくは「株価収益率(Price Earnings Ratio)」と名前がついてます。

 

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PERの重要度は低い

 

PERの重要度は星5個中星1個です。実はあまり重要ではありません

 

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PERが理由で株を売買することはほぼないです。PERが高いから買うのやめたり、PERが安いから買おうとはなりません。

 

しかし、PERが1,000倍を超える場合は、極端な倍率になっているので、株を買うのをためらうこともあります。

 

一般的な数字であれば、株の売買に影響しないので、重要度は星1としました。

 

PERの算出方法

 

PERの計算式は以下の通りです。

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PERは「株価」を「1株当たり純利益」で割ったものです。この辺から、「本格的になってきて嫌だ」と感じる人もいるかもしれません。しかし、心配する必要はないです。

 

PERの算出の具体例 

 

僕が大好きな株探のサイトを使って、「みずほフィナンシャルグループ」の銀行株を例に挙げて解説します。

 

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左上の赤い所の株価は120.8円です。右下の赤枠の1株あたりの純利益は18.5円です。

 

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PERは「株価の120.8円」を「1株あたりの純利益の18.5円」で割ると、右上に書かれている6.5倍算出することができます。

 

しかし、ヤフーファイナンス株探などのサイトであれば、PERはメジャーな指標なので書いていることが多いです。自分で計算する必要がないので、覚える必要はありません。

 

実績PERと予想PER

 

すでに実績で出ている2019年の1株あたりの利益を使うと実績PERが計算できます。今回例として計算した、2020年の予想の業績に対して計算することで、予想PERが算出できます。

 

PERの目安

 

PERの目安は一般的に「15倍以下なら割安」だと言われています。もっと厳密に調べるなら「業種ごとのPERを見ること」が1番良いです。

 

例えば、小売業の会社なら小売業の平均PERと比較して、「割高か?割安か?」を判断する方が適切です。

 

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まとめ

PERはとても有名な指標ですが、知らなくてもいいです。

 

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教科書の1ページ目に出てくるような、
メジャーな足し算、引き算の足し算に当たるようなPERですが、知らなくていいと思います。

 

PERは株の売買で目安となることはあります。しかし、僕が株を売買する時に、「割安だから買おうとはなりません

 

PERが低い株は、割安だけれども、注目されていないような人気のない株です。そのため、「割安だと判断して株を買った」としても、人気がないので株価が上がることはあまりないです

 

反対に、割高水準になっている株は、人気がある株なので、さらに株価が上昇することもあります。

 

そのため、PERが僕の株の売買に影響しないことから、「PERは有名ですが知らなくてもいい」と認識しておきましょう。

 

 

 

以上