ここ10年の米国ETFや米国株のパフォーマンスは日本より優れています。
最近、米国ETFや米国株に興味を持った人も、
・何からやっていいかわからない
・何を買っていいかわからない
と困っている方も多いと思います。
具体的には、
・QQQ
・VOO
と呼ばれるETFを買っておくのがおすすめです。
そこで米国ETFのことをよくわからないという方の参考になれば幸いです。
後半に日本のETFについて書いているので、日本のETFも興味あればご覧ください。
おすすめ米国ETFはこの2つ
とりあえず迷ったら以下の米国ETFを買うことをおすすめします。
・QQQ
・VOO
「QQQ」か「VOO」のETFのどちらかです。
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ETFとは、リアルタイムで取引できる上場投資信託
ETFは上場投資信託のことです。ETFは通常の投資信託と違って、リアルタイムで取引できる投資信託のことです。
よく比較されるのが投資信託です。投資信託は1日1回しか取引できない特徴があります。ETFと投資信託の共通している部分は、運用会社が銘柄を決めて運用をしてくれます。
要するに、プロの投資家に運用をお任せすることです。そのため、個人投資家はETFまたは、投資信託を買います。そうすると運用会社の中のプロの方たちが、どのような銘柄を選ぶかを勝手に選定してくれます。
ETFや投資信託は勝手に運用をしてくれるため非常に便利です。
米国ETFの「QQQ」と「VOO」の違い
「QQQ」と「VOO」の違いはリスクとリターンです。
ハイリスクハイリターンが「QQQ」で、ミドルリスクミドルリターンが「VOO」です。
「QQQ」はNASDAQ100に指数に連動する
「QQQ」はNASDAQ100(ナスダック)の指数に連動します。アメリカのNASDAQ市場に上場している代表的な企業の株式で構成される株価指数です。
「QQQ」の特徴は60%〜70%を占めているのが情報技術です。いわゆる、ハイテク関連です。例えば、「アップル」や「アマゾン」、 「Facebook」などのGAFAM(ガーファム)と呼ばれる企業が構成銘柄に入っています。
「QQQ」の特徴的なポイントはハイテク系がほとんどを占めていることです。
「VOO」はS&P500に指数に連動する
「VOO」はS&P500の指数に連動します。S&P500はすごく有名で歴史のある指数です。ニューヨーク証券取引所とナスダック両方に上場している中から大型株500銘柄を選抜したものです。
「QQQ」と少し違うところは、情報技術だけではなく、ヘルスケアや金融、コミュニケーションサービスなどの業種も含むところです。
いろいろな業種を大きく網羅しているのは、S&P500に連動する「VOO」です。
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米国ETFの「VOO」と「QQQ」のチャート
上記の図は「VOO」の10年チャートです。「VOO」のチャートはずっと右肩上がりになっています。ものすごくわかりやすい形のチャートです。
上記の図は「QQQ」の10年チャートです。「QQQ」のチャートも力強く右肩上がりしています。コロナショックによる暴落も完全に乗り越えています。
米国株のおすすめの個別銘柄
ETFだけではなく、アメリカ株の個別銘柄を紹介します。ETF以外に、個別銘柄を直接買いたい人は「マイクロソフト」などはおすすめです。
米国株「Micro Soft(マイクロソフト)」
「マイクロソフト」は定番中の定番です。
10年チャートもすごい右肩上がりになっています。本当にずっと成長している会社です。
米国株「VISA(ビザ)」
もう1つ米国株の銘柄を紹介します。「ビザ」もすごい銘柄です。10年チャートがきれいな右肩上がりをしています。
「ビザ」は本業の儲けの割合を表す売上営業利益率が65%です。65%は驚異的な数字です。
日本屈指の優良企業に「キーエンス」という会社があります。「キーエンス」の売上営業利益率がだいたい50%です。「ビザ」の売上営業利益率がいかに優れているかよくわかります。
「ビザ」のビジネスモデルが優秀で会社の経営が上手だとわかります。
日本で買える「QQQ」に代わるETF
ここまで紹介してきた「QQQ」や「VOO」はアメリカのETFです。本家アメリカのETFの「QQQ」や「VOO」は日本でも直接購入することができます。
とはいえ、「やっぱりアメリカ株よくわからない」「為替とかもあるからちょっと怖い」という方は、日本の市場にも上場しているETFがあります。
日本で買えるNASDAQ100のETFは銘柄コード「1545」です。銘柄コード「1545」はNASDAQ100に連動するETFになっています。そのため、実質「QQQ」を買うことと同じです。
10年チャートもずっと右肩上がりで、よくわからないけど、とにかく何か始めたい方は「1545」のETFを買うことをおすすめします。
NASDAQ、S&P500、日経平均の10年チャート比較
NASDAQ、S&P500、日経平均の10年チャートの比較です。
上記の画像は、青色がNASDAQ100、赤色がS&P500、緑色が日経平均株価をあらわしています。これ見るとも日経平均のETFを買う必要があるのか?と思ってしまうくらい、NASDAQとS&P500のパフォーマンスが素晴らしいです。
このグラフを見ると日経平均株価は、ほぼ横ばいに推移しています。実際は、横ばいに推移していません。NASDAQ100とS&P500が伸びていて、10年チャートを見ると、「QQQ」もしくは「VOO」を買いたくなると思います。
米国ETFを買う方法
「QQQ」または「VOO」を買う場合は、基本的にどこの証券会社でも買えます。メジャーな証券会社はSBI証券か楽天証券です。今この2トップになっているため、どちらかの証券会社でいいと思います。
僕は楽天証券を使っています。
楽天証券の中で、「QQQ」と検索をしてもらえれば、上記のような画面がでてきます。SBI証券と楽天証券は、日本円でそのまま直接買えるようになっています。厳密には、日本円からドルに換金してから買っています。
しかし、ユーザー目線だとわかりにくいため、あまり意識する必要はありません。楽天証券やSBI証券に50万円ぐらい入金して、そのまま「VOO」や「QQQ」を購入注文すれば、ETFを買うことができます。
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まとめ
ハイリスクハイリターンでいきたいという方は、NASDAQ100に連動する「QQQ」もしくは、日本のETF「1545」をおすすめします。
ハイリスクハイリターン怖いと感じる方は、ミドルリスクミドルリターンのS&P500に連動する「VOO」 もしくは、日本のETF「1547」をおすすめします。
S&P500は株価がずっと上がっていて怖いと感じると思います。しかし、実際は何十年も成長し続けているため、急に1年で成長が止まって、右肩下がりになる確率は低いです。
株価が伸びてる間は素直に波に乗るといいとよく言われます。そのため、怖いと感じる人はちょっとずつETFを買うといいです。
長期で積み立てるような感覚で貯金をするぐらいだったら、その貯金の中の一部をちょっとずつETFなどに振り分けるいいでしょう。
皆さんの資産や年齢などを考慮して、「QQQ」もしくは「VOO」をまず買って、ここから資産運用を始めてみるのはいかがでしょうか。
以上