▼吉野家(9861)株価まとめ
・赤字転落するも株主優待改悪なし!
・2019/10/08の2Q決算では経常利益は9.1倍増益と好調
・吉野家株を買うなら業績よりも株主優待が改悪しないかどうかに注目
吉野家(9861)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
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吉野家の株価
株価:2,775
PER:1,790倍
PBR:3.66倍
配当金:20円
配当利回り:0.9%
2019/10/08のデータ
PER約1,790倍=もとを取るのに1,790年。笑
PERとは
- 株価が割高か割安かを表す
- 買った株の元をとるのにどれぐらいかかるか
などに用いられます。
このPERの高さは東証一部では考えられない、もはやネタの領域です。笑
事業内容
牛丼屋国内2位。
収益源の「吉野家」を直営軸に全国展開。うどん、すし、ステーキ等も。
吉野家ホールディングスはいろんな飲食店を経営しています。
ちなみに牛丼1位はゼンショー(7550)の「すき家」です。
事業セグメント
吉野家:51%
はなまるうどん:14%
京樽:13%
その他:22%
その他はアークミールや海外事業も含まれます。
会社名に吉野家とつくだけあって、吉野家事業が51%を占めています。
吉野家の株価の推移
▼10年チャート
▼1年チャート
赤字転落で吉野家の株価下落するも回復中。
2018年7月の赤字のニュース以降、株価はかなり軟調です。
とはいえこの手の飲食優待銘柄は半端じゃなく人気なので、そこまで大ダメージではないですね。笑
普通ならもっと株価下落してもおかしくないです。
1株あたりの利益がマイナスなわけですから、買った瞬間損します。笑
最終利益の推移
2019年は60億円の赤字。
2016年:8 億円
2017年:12 億円
2018年:14 億円
2019年:-60 億円
2020年:1 億円(会社予想)
赤字の原因は2つです。
・牛肉などの原材料費高騰
・人手不足によるアルバイトなどの人件費の高騰
正直、飲食優待銘柄って業績を見てる人はかなり少ないので優待が改悪しないかだけ見ておけばいいと思います。笑
むしろ今回の赤字でも優待は改悪なしでそのままだったので、ある意味安心かもしれません。
2019年10月に出した2Qの決算では、経常利益は前年同期比9.1倍と好調。
PERは高すぎるし、業績は急回復で忙しい銘柄です。笑
しかしながら下期は赤字の予想になっており、通期の計画は据え置きとなっている点に注意です。
財務状況
自己資本比率:43.88%
有利子負債自己資本比率:70.19%
ROE:-11.2%
EPS:-92.94円
流動比率:109.61%
財務状況は問題なし。
ROE今回はマイナスですが、普段2%ぐらいしかないので会社として経営がうまいとは言えないです。
吉野家の株主優待
100株保有で年間6,000円分の割引券がもらえる。
【100株~999株の株主】
2月末、8月末の半期毎に10枚の300円サービス券を進呈。
【1,000株~1,999株の株主】
2月末、8月末の半期毎に20枚の300円サービス券を進呈。
使える店舗については公式サイトで確認できます。
優待ランキングに必ず出てくるほど吉野家の株主優待は人気です。
まとめ
吉野家の株価と業績はもはや関係ない。
1株当たり利益も「23円」→「-92円」とかなり下がってしまい、PERも1,700倍と、普通なら考えられない意味不明な状況ですが株価は持ちこたえています。
というかむしろ上昇しています。笑
飲食系の株主優待の人気度がよく分かりますね。
今回の大幅赤字でも優待改悪しなかったので、おそらく今後も優待改悪の可能性は低いです。
売上は問題なく伸びている(2020年過去最高更新予想)ので優待狙いで吉野家株を買うのはアリだと思います。
吉野家の株価が下落するとすれば業績よりも株主優待が改悪したときなので、決算のときに確認しておきましょう。
以上。