株の買い時を考えるブログ

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小野薬品工業(4528)株価下落中。売られすぎか?

 

 

▼小野薬品工業(4528)株価まとめ

・小野薬品工業の株価は売られすぎではない

・主力の薬(オプジーボ)の価格引き下げの可能性がある

 →業績悪化の可能性あり

  →株価上がりにくい

 

 

 

小野薬品工業(4528)株価情報

それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。

 

 

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小野薬品工業の株価

株価:1,865

PER:18.54倍

PBR:1.71倍

配当金:45円

配当利回り:2.42%

 

2019/10/03のデータ 

 

 

事業内容 

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参照:https://www.ono.co.jp/

 

医療用医薬品専業の中堅。

先駆的がん免疫阻害剤「オプジーボ」が成長牽引。

 

小野薬品工業の株価を語る上でかかせないキーワードが「オプジーボ(がん治療薬)」です。

 

 

事業セグメント

 

医薬品:100%

 

素晴らしく分かりやすいセグメントです。笑

 

自社開発に強みを持ちます。

 

海外比率は28%。

 

 

小野薬品工業の株価の推移

▼10年チャート

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▼1年チャート

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小野薬品工業の株価は下落中。

 

ここで小野薬品工業の株価についてまとめてみました。

 

  • 2016年:オプジーボの成功を好感、一時5,880円まで上昇
  • 2018年:京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授が10月1日、ノーベル賞を受賞し、株価上昇
  • 2018年:オプジーボ価格引き下げで株価下落

 

このような背景で小野薬品工業の株価は上昇したり下落しています。

 

 

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経常利益の推移

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利益は良くも悪くもない。

 

2016年:332 億円
2017年:745 億円(過去最高)
2018年:639 億円
2019年:651 億円
2020年:700 億円(会社予想)

 

2020年の予想はまずまずといったところです。

 

2016年→2017年で急激に利益増加していることからも、オプジーボがいかに小野薬品に貢献しているかが分かりますね。

 

 

小野薬品工業の株価は売られすぎなのか?

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参照:小野薬品工業決算(2019年8月1日)

 

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参照:小野薬品工業決算(2019年8月1日)

 

決算説明書を見るとオプジーボは小野薬品工業の利益の割合が高く、薬の価格に業績が左右されるのが現状です。

 

このオプジーボは過去に4回値下げされています。

 

今後もどんどん値下げされる可能性があると考えると、小野薬品工業は売られすぎではなく、未来を折り込みつつある株価と言えます。

 

 

財務状況

自己資本比率:85.08%

有利子負債自己資本比率:0.3%

ROE:9.5%

ROA:8.15%

EPS:100.25円

流動比率:234.06%

 

財務状況等の指標は優良企業と言えます。

 

自己資本比率も超優秀でROEも高く、経営のうまさが分かります。

 

この辺りのステータスは素晴らしいですね。

 

 

 

まとめ

 

小野薬品工業の株は積極的には買いにくい。

 

 

普通に考えればめちゃくちゃ良い銘柄ですが、今後の業績が読みにくいです。

 

今の株価を見ると「将来が不安」という見方が多いですね。

 

 

ノーベル賞を受賞した京都大学の「本庶佑」教授とオプジーボの特許を巡って小野薬品ともめているので、そちらも若干気がかりです。笑

 

もしかしたら本庶佑教授が特許の件で小野薬品を訴えるかもしれないという話が出ています。

 

業績もそこまで悪くないですし、ステータスも優秀なので、どこかのタイミングでまた上がり始める可能性はあります。

 

僕もウォッチリストに入れているので、チャンスが来れば短期トレードしようと考えています。笑

 

 

以上。