株の買い時を考えるブログ

株歴7年目。株式投資ブログ。個別銘柄分析、株の買い時考察など。

野村ホールディングス(8604)株価ずっと下落

 

 

【更新日:2019/06/27】 

 

野村ホールディングス(8604)株価分析。

 

 

▼野村ホールディングス株価まとめ

・業績イマイチ

・リーマンブラザーズの買収失敗

 

 

-追記:2019/06/27-

野村ホールディングス(8604)は27日、LINE(3938)と組んで「LINE証券」のサービス提供を秋から開始。

→これがどう影響するか注目ですね。

 

野村はネット証券に力を入れるべきだと書いたのですが、その2日後にこのニュースを発表。

自分が考えていたことと野村が考えていたことが同じで少し嬉しいです。笑

 

 

  

 

野村ホールディングス(8604)株価情報

それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。

 

 

スポンサーリンク

 

 

野村ホールディングスの株価

株価:373.5

PER:-倍

PBR:0.47倍

配当金:未定

 

 

2019/06/25のデータ 

 

野村ホールディングスは情報非開示のため、PERや配当利回りは不明となっています。

 

 

事業内容

f:id:home1990:20190625221010p:plain

参照:https://www.nomuraholdings.com/jp/

 

「野村證券」の名で知られる、国内No1の証券会社。

海外は欧米で体制再構築の一方、アジアに力点。

 

 

事業セグメント

f:id:home1990:20190625221505p:plain


金融収益:42%

受入手数料:35%

トレーディング損益:19%

その他:4%

 

売上のほとんどが金融収益(利息)と手数料です。

 

 

野村ホールディングスの株価の推移

▼10年チャート

f:id:home1990:20190625222057p:plain

 

▼1年チャート

f:id:home1990:20190625222104p:plain

 

野村ホールディングスの株価はずっと下落中。

 

かなり厳しいですね。

 

野村ホールディングスの株価が下落する理由としては以下です。

・業績がイマイチ

・ネット証券の波に乗れていない

 →企業として稼ぐ力が低下している

 

 

ネット証券の波に乗れていないという点で、「証券口座数の推移」を見ていきたいと思います。

 

 

▼野村證券 口座数推移

f:id:home1990:20190625224310p:plain

参照:残あり顧客口座数 | NOMURA

 

→2015年から横ばいです。

 

 

次はネット証券業界No1の「SBI証券」の口座数推移を見てみます。

  

▼SBI証券口座数推移

f:id:home1990:20190625223955p:plain

参照:SBI証券 口座推移

 

とんでもないスピードで増えています。笑

 

野村もネット証券に力を入れるべきだと思いますが企業の体質が古く、柔軟な対応ができていないという印象を受けますね。

 

 

スポンサーリンク

 

 

経常利益の推移

f:id:home1990:20190625222327p:plain

 

2019年は10年ぶりの赤字。

 

2016年:1,651 億円
2017年:3,227 億円
2018年:3,281 億円
2019年:-377 億円
2020年: 会社予想未発表

 

野村ホールディングスが赤字になった理由は以下です。

 

・リーマンブラザーズ買収失敗

・債券ビジネスモデルの崩壊

 

債券の金利が低くなっているので、もうこのビジネスで稼げていません。

 

もうひとつは2008年にリーマン・ブラザーズを買収しましたが、海外事業で全く利益が出なかったことです。

 

こちらに関しては「買収失敗だった」と、なかなか厳しい評価が多いです。

 

 

財務状況

自己資本比率:6.42%

有利子負債自己資本比率:332.85%

ROE:-3.7%

EPS:-29.90円

 

財務状況は不安定。

 

 

ROEもEPSもマイナスなので、不吉です。笑

 

正直、野村ホールディングスの株価は下落していますが「買い」ではないですね。

 

 

まとめ

 

野村ホールディングスが新しい経営方針を出すまでは様子見推奨。

 

 

野村ホールディングスの株価が下落していますが、全然買いたいと思えないですね。笑

 

配当も低いですし、業績予測も出していないので買いの材料が見当たりません。

 

自社株買いや増配という間接的な株価対策よりは、本質的に収益を改善するような案が出るまでは様子見推奨です。

 

 

以上。