日本郵政(6178)の株価を分析。
▼日本郵政株まとめ
・業績微妙
・配当金は減配の予想
・高配当だが他の銘柄を買った方がいい
・政府が保有する日本郵政の株を2022年までに20%売却予定
日本郵政(6178)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
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日本郵政の株価
株価:1,240
PER:11倍
PBR:0.4倍
配当金:50円
配当利回り:4%
2019/04/12のデータ
配当利回り約4%と、かなり高配当です。
日本郵政の事業内容
日本郵政グループの持株会社。
グループの内容は以下です。
・日本郵便
・ゆうちょ銀行
・かんぽ生命
日本郵政(6178)は上の3つをまとめたホールディングスみたいなイメージです。
「ゆうちょ」と「かんぽ生命」はそれぞれ上場していますが「日本郵便」は上場してないですね。
郵便事業、銀行事業、生命保険事業がメインです。
事業セグメント
生命保険:62%
銀行:16%
郵便:15%
その他:7%
生命保険事業が50%以上を占めています。
郵便事業は厳しそうです。
最近はIT化が進んでいるので郵便じゃなくてメールで完結しますからね。
日本郵政の株価の推移
▼5年チャート
▼1年チャート
日本郵政の株価は上場来から25%下落。
日本郵政は公募価格1,400円に対して「初値1,631円」でした。
日本郵政3社初値、いずれも公開価格を大幅に上回る 「個人の人気の高さ証明」 :日本経済新聞
しかしながら現在もだらだらと日本郵政の株価は下げ続けています。
日本郵政の株価が下落する理由としては、やはり財務省が発表した日本郵政株式売却のニュースでしょう。
2022年までに政府が保有する日本郵政の株式を1.2兆円分売却するらしいです。
▼日本郵政の株式保有比率
個人はたったの20%しか株式を保有していないので、みんなが売るから株価が下がるというよりは政府が売るから日本郵政の株価が下がるという仕組みです。
23%(10億株)の売出しです。
かなりインパクトはでかいですね。
日本郵政の経常利益の推移
業績は過去最低の予想。
2015年:1兆1,158 億円
2016年:9,662 億円
2017年:7,952 億円
2018年:9,161 億円
2019年:7,800 億円(会社予想)
とはいえ現在3Qの時点で進捗率80%あるので、予想よりは良い利益になりそうですけどね。
気になる配当金は2018年実績で「57円」でしたが、2019年の予想は「50円」と、減配予想です。
まとめると
・業績微妙
・政府も売り出し
・配当金減配
これでは日本郵政の株価が上がる要素がありません。笑
日本郵政の財務状況
自己資本比率:4.56%
有利子負債:0円
ROE:3.4%
EPS:112.97円
財務状況は問題なし。
自己資本比率が4.56%ととんでもなく低いですが金融系はこんなものなので気にしなくても大丈夫です。
傘下にゆうちょ銀行があるので、基本的に財務は健全です。
銀行が財務状況が危なかったら話になりませんからね。笑
まとめ
日本郵政の株価が下落するのは政府のせい。
やっぱり50%ほど保有している政府が株式売却はインパクトがでかいですね。
規模もかなり大きいのでなかなか買いにくいです。
この銘柄を買うなら他の優良企業の高配当銘柄を買ったほうがいいんじゃないかと考えるのが普通ですね。
以上。