株初心者の方で買ってはいけない株の特徴があります。その中でも買ってはいけない危険な株を解説したいと思います。
危険な株を買うのをやめれば、勝率は上がると思います。勝率をあげるためには、負けなことが重要です。
最近、株式投資を始めた方は「株は儲ける」イメージがあると思います。実際には、違います。
ウォーレン・バフェットは、投資の神様と呼ばれるくらい有名な人です。その人の有名な名言があります。
ルール1:損をしないこと
ルール2:ルール1を忘れないこと
損をしないことがとても重要です。
こういう銘柄を参考にして損を減らすと、株の勝率が上がります。
株を買ってはいけない特徴4つ
買ってはいけない株を4つ紹介します。
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1:業績の赤字が数年続いている
1つめの特徴は、業績の赤字が数年続いている株を買うのやめることです。赤字続いている企業の株を買わないだけで負ける確率が減ります。
上記の画像は「ナッツ」の3ヶ月決算です。「ナッツ」は上場廃止した株です。上場廃止になった経緯は、3カ月ごとの業績を見るとわかります。
会社は決算を1年に4回出します。つまり、3ヶ月に1回です。それぞれ3ヶ月分で業績がどうだったのか?がまとまったものが上記の画像です。
最終益に注目してください。最終益は会社が一番最後に手元に残ったお金のことです。最終益が決算ごとにマイナスになってます。つまり、企業は赤字です。
2018年の1〜3月以降、赤字がずっと続いています。赤字続きの会社は非常に危険です。いつか上場廃止してしまいます。
1年2年単位で、赤字が続いている会社は非常に倒産リスクが高いです。株価もなかなか上がりません。赤字続きの銘柄を買うことは危険です。
上記の画像は「ナッツ」の通期の売上です。1年間ごとの売上の推移を見ても、2002年がピークです。ピンク色になっているのは、過去最高売り上げという意味です。
2002年以降は前年比マイナスが続いています。2008年に2.8倍になっていますが、以降はまた前年比マイナスの年が多いです。
売り上げが減り続けて、赤字拡大し、最終的に現金(キャッシュ)が足りなくなって倒産してしまいます。
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2:数年間チャートが右肩下がり
2つ目は数年間チャートが右肩さがりです。
上記の画像のようなチャートです。週足のチャートを表示しています。2018年4月がピークで、株価が6000円くらいです。
ここから右肩下がりで、2020年10月末の時点でも少し下がり続けている状態です。
最近、株を始めたけれども何からやっていいかもよくわからないという人は、このチャートを参考にしましょう。
初心者の方だと、数年にわたって、チャートが右肩下がりし続けている株は、「いつか上がるんじゃないか?」「そろそろあがる」と思ってしまいます。
しかし、なかなか株価が上がらずに、結局損切りしてしまいます。そのため、株価が下がっている株を買うよりは、上がり始めてから買うことをおすすめします。
株のことがよくわからない人は、チャートが2年以上の単位で右肩下がりの株を買うことをおすすめしません。
3:低位株(株価100円以下)
3つ目は低位株です。株初心者の人は、大好きな人が多いです。昔、僕も低位株が好きでした。
特に、株価100円以下の低位株は注意が必要です。低位株は株価が100円以下のような安い株のことです。
8円と書いているため、800円で買えます。株初心者の方は低位株のような銘柄大好きだと思います。
僕も好きだったため、わかりますが、低位株は非常に危険です。ほとんど株価があがりません。
20円以下ぐらいで推移しています。5年チャートなどで見ても、10円ぐらいでずっと横ばいです。悪いことに、たまに急上昇します。
初心者の方は、上がったところで売ればいいと思います。しかし、見極めるのが非常に難しいです。そのため、触らない方がいいです。
加えて、手数料がもったいないです。
たまに急上昇するのを見て買いたくなる気持ちはわかりますが、簡単に狙ったようにトレードできないため、買わないようにしましょう。
低位株で面白そうな銘柄をたくさん調べたことがありますが、赤字企業が多いです。業績もあまりよくなくて、株価もあがりません。
そのため、低位株を売買することをおすすめしません。
4:配当利回りが高すぎる(6%以上)
4つ目は危険な株ではなく、補足的な要素です。あなたの資産を増やすために、最短ルートをどうすれば通れるのか?という話です。
配当利回りが高すぎる銘柄はあまり買わない方がいいです。とくに6%以上の銘柄はおすすめしません。
ヤフーファイナンスのサイト開いて、配当利回りランキングがあります。それを見ると、現在の日本の株で、配当利回りが高いものが表示されます。
6%を超えている銘柄は28社しかないです。厳密に言うと、配当利回り開示してない銘柄もあるため、本当は多いかもしれません。
3700社上場しているなかでは、かなり少ないと思います。この辺り見ると、皆が好きそうな銘柄がたくさん入ってます。
しかし、配当利回りが高いのは、自分が投資した金額が配当金という形で返ってくるということです。
その配当金で受け取ってしまうと、20%税金が引かれてしまいます。そのため、非常に効率が悪いです。
もらった配当は、結局再投資する方が多いため投資効率が低くなります。
配当が低い銘柄を買って、株価本体の値上がり(キャピタルゲイン)を狙ったほうが、投資効率が高くなります。
投資の効率を考えると、数千万円貯まるまでは、株価本体のキャピタルゲイン狙いの方がいいです。
加えて、配当利回りが高すぎる株の問題点は、配当が高いから会社の株を買いますが、会社が減配という形で配当金を減らしてしまうリスクがあります。
減配してしまった時に、株価本体も大きく値下がりする確率が高いため、資産が減ってしまいます。
例えば、高配当で減配した「キャノン」や「日産」、「コマツ」、「ブリジストン」などの優良企業がさまざまな世界情勢の影響を受けて、配当を維持し続けるのが難しい状況です。
そのため、株初心者の人は配当が高すぎるところは避けて、業績がよく、チャートが上がっている銘柄を買うことをおすすめします。
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まとめ
業績を見ないと、株式投資で勝率を上げることができません。
チャートが右肩上がりになる理由は、会社の業績が良くてEPS(1株あたりの利益)が増えています。株価も上がる仕組みになっています。
その仕組みを知らずに買ったとしても、なかなか勝てないです。
サッカーをするなら、サッカーのルールがあるように、株式投資には株式投資のルールあります。
どういう理由で株価が動くのかを知っておく必要があります。
株価が動く理由は業績です。業績だけ理解しておけば、株で負ける確率は減り、勝率は上がります。
株初心者の方に役に立てば幸いです。
以上