ゆうちょ銀行(7182)株価分析。
▼ゆうちょ銀行株価まとめ
・危険な高配当株
・減配のリスクあり
・企業の稼ぐ力が低い
ゆうちょ銀行の株価が上がらない理由
ゆうちょ銀行の株価が上がらない理由は以下です。
・配当性向が高すぎて減配の可能性あり
・他の銀行と比較してROEやROAが低い
・将来性が不透明すぎる
いろいろ調べれば調べるほどにゆうちょ銀行、結構危険な株ですね。
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配当性向が高すぎて減配の可能性あり
この手の銀行株には「配当金を期待」している方が多いかと思います。
配当狙いの人はゆうちょ銀行の株は買わない方がいいです。
なぜならすでにゆうちょ銀行の配当性向は「70%」あり、今後の増配どころかこの配当水準を維持するのすら難しい状況だからです。
▼配当について(決算説明資料)
経営方針として2020年度までは配当をキープするようですが、今後どうなるかわかりませんね。
他の銀行と比較してROEやROAが低い
▼ROE、ROAの比較
ROEやROAは簡単にいうと、企業の稼ぐ力を見る数字です。
ここ数年日本でも重要視されている指数で、投資の本場アメリカでは昔から重要視されていました。
ゆうちょ銀行はこのROE、ROAが銀行株だけでなく、全体的に見てもかなり低いので「企業としてどうなの?」という評価になってしまいますね。
また、将来性に関してもフィンテックの流れについていけていないですね。
どうやったらゆうちょ銀行の株価が今後上がるのか、イメージがつきにくいです。
ゆうちょ銀行(7182)株価情報
いろいろ指数などチェックしていきましょう。
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ゆうちょ銀行の株価
株価:1,075
PER:15.14倍
PBR:0.35倍
配当金:50円
配当利回り:4.65%
2019/06/21のデータ
銀行株の中でも高めの配当利回りとなっています。
ゆうちょ銀行の事業内容
預貯金額で国内最大。国債主体の運用を近年多様化。営業は郵便局に委託。
ちなみにゆうちょ銀行の貯金残高は「180兆円」らしいです。笑
みなさん、貯金じゃなくて投資しましょう。。。
ゆうちょ銀行は国債を運用したり、為替の手数料で稼いでいます。
セブン銀行(8410)はATMに強みがありますが、ゆうちょ銀行はATMで稼ぐビジネスモデルではありません。
ゆうちょ銀行の株価の推移
▼5年チャート
▼1年チャート
2019/06/17に上場来安値をつける。
ゆうちょ銀行は2015年に上場していますが、最近まさかの「上場来安値」をつけてしまいました。
ゆうちょ銀行の株価は上がらないどころか、かなり下落していますね。
ゆうちょ銀行の経常利益の推移
業績は微妙。
2016年:4819 億円
2017年:4420 億円
2018年:4996 億円
2019年:3739 億円
2020年:3750 億円(会社予想)
じわじわ利益は下がっており、かなり微妙な状況です。
ゆうちょ銀行の財務状況
自己資本比率:5.43%
ROE:2.3%
EPS:71.00円
財務状況は問題なし。
銀行株なので、財務は問題ないですね。
まとめ
ゆうちょ銀行株は今は買いではない。
今後のビジョンが明確になるまでは他の銘柄を買ったほうが良いですね。
そうはいっても巨大企業なので倒産することはないでしょうけれど、優位性も特にないです。
ゆうちょ銀行は「減配」という爆弾をかかえています。
減配になれば間違いなくゆうちょ銀行の株価は下落するので配当目的であれば他の高配当銘柄をおすすめします。
以上。