自動車株を比較してみました。
結論から書いてしまうと、自動車株の見通しは暗く、おすすめの銘柄といえるものはありません。
自動車株比較結果
今回対象にしたのは以下自動車大手7社です。
- 7203:トヨタ自動車
- 7267:ホンダ
- 7201:日産自動車
- 7261:マツダ
- 7270:SUBARU
- 7269:スズキ
- 7211:三菱自動車
その他の条件
- PER、配当利回り等は「2019/10/18」の株価で計算
- ROE、売上営業利益率等は2018年の実績の値
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自動車株について
自動車株は、各メーカー知名度が高く、高配当という点から非常に人気の高いジャンルです。
なんと言っても日本企業売上No1の「トヨタ自動車」から、最近何かと話題の「日産」まで、一般人になじみが深いですね。
上の表でも分かるように、「スズキ」以外の6社が配当利回り3%を超える、いわゆる高配当株に分類されます。
自動車株の見通し
そんな高配当で人気の自動車株ですが、正直おすすめの銘柄と言えるものは無いと考えています。
上の表を見ると「自己資本比率」や「ROE」は一般的な企業と比較すると高く、企業としては優秀な銘柄多いのは事実です。
自己資本比率=経営の安定性を見る指数。40%を超えると優秀とされる
ROE=経営のうまさを見る指数。 10%を超えると優秀とされる
しかし自動車株の見通しが暗い理由としては売上が下がっていることです。
トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバルなど、2020年の業績予測は過去最高の利益を超えられない予想となっています。
マツダだけが売上は過去最高更新予想ですが、純利益はピークの2015年の半分の予想です。
さらに1Qの決算もほぼすべての企業が減益となっています。
トヨタが増益となっていましたが、通期業績予想を下方修正しています。
▼自動車メーカー世界ランキング
こちらの画像通り、2017年までトヨタは世界トップでしたが現在では2位となっています。
さらに自動車株は海外比率が70%以上あり、為替の影響も受けます。
そのため、業績の予測が難しいジャンルです。
高配当だからという理由で買うには、少々リスク・リターンが割に合わないジャンルかなという印象です。
利益率もそこまで高いわけではないので、わざわざ自動車株を買う必要はないかと思います。
配当狙いで自動車株を買おうと考えている方は個人的にはNTTドコモやKDDIなどの通信キャリアをおすすめします。
まとめ
- 利益率がやや低め
- 各自動車メーカー業績が悪化している
- 為替の影響も受けるため、業績の予測が難しい
- 高配当だからという理由で買うのであれば通信キャリアの方がおすすめ
以上。