▼旭化成(3407)株価まとめ
・業績はやや減益
・配当は3%を超える
・旭化成の株価は割安
・2019年8月に出した1Qの決算では経常利益15.1%減益
【2019/10/10:追記】
旭化成名誉フェローの吉野彰氏ノーベル化学賞受賞!
おめでとうございます。日本人として本当に嬉しいことですね。
ということで非常に注目度が上がっていますこの旭化成の株価を振り返りたいと思います。
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旭化成(3407)株価情報
それではいろいろ指数などチェックしていきましょう。
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旭化成の株価
株価:1,105.5
PER:10.63倍
PBR:1.16倍
配当金:36円
配当利回り:3.2%
2019/10/09のデータ
旭化成の事業内容
総合化学企業。ケミカル、住宅が利益の2大柱。
旭化成は幅広く事業を手がけています。
旭化成の住宅といえばヘーベルハウスですね。
事業セグメント
マテリアル:54%
住宅:30%
ヘルスケア:15%
その他:1%
マテリアルの中には以下が含まれます。
・繊維事業
・ケミカル事業
・エレクトロニクス事業
旭化成の株価の推移
▼10年チャート
▼1年チャート
旭化成の株価は下落中。
2018年10月頃から業績が市場予想未達や下方修正などなど、いろんな材料がかさなって株価が下がっています。
2019年8月に出した1Qの決算では経常利益15.1%減益という、幸先の悪いスタートです。
今まで評価が高かっただけに、この辺りの減益というのが嫌気されて株価が上がりにくい状況になっています。
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経常利益の推移
業績はやや減益の予想。
2016年:1613 億円
2017年:1606 億円
2018年:2125 億円
2019年:2199 億円(過去最高)
2020年:2140 億円(会社予想)
減益の理由は公式サイトによると
基盤マテリアル事業において、一部汎用品の交易条件が悪化することやナフサクラッカーの臨時修繕等の減益を見込むことなどから微減益となる見通し。
と書かれています。
他のセグメントでは増益のところもあるので、そこまで問題ではないと考えています。
チャートと業績推移を見比べると、いかに旭化成が割安なのか分かります。笑
会社として特許もいっぱいもっていますし、高い技術力はかなり優位性があり、個人的には売られすぎと判断しています。
財務状況
自己資本比率:53.65%
有利子負債自己資本比率:30.72%
ROE:11.1%
EPS:105.66円
流動比率:154.2%
財務状況は問題なし。
ROEは合格ラインの10%を超えています。
EPS:105円
配当金:36円
→増配余力もまだまだあります。
まとめ
今後材料が出るまで株価は横ばいで推移していく。
旭化成のPERは他の化学系(三井化学、住友化学)と比べるとやや高く、それだけ期待されていたということが分かります。
ですがその成長性にいったんストップがかかっているのが今の旭化成の状況です。
高値の1700円→1100円と、ある程度悪材料も出尽くした感じもあります。
次の決算か、日経平均が大きく動くまでは材料もないので横ばいで推移するでしょう。
ノーベル化学賞のニュースが舞い込んできましたが、株価上昇は一時的なものだと思います。
やはり本業、決算で利益が上昇していかないことにはしばらく旭化成の株価は軟調です。
それにしても日本屈指の優良企業「信越化学工業」もこのセクターなので、優秀な企業が多くて面白いです。笑
以上。